2015 SPANNKOSMO『シンプルな宙(そら)』

赤い尾を引いて
星が死んでゆく
幾千の光放ち
静かに消えてゆく


3/28 sat 大阪LIVE BAR MOERADO
SPANNKOSMO 『シンプルな宙 prelude』

open 19:00 / start 19:30
charge 前売¥2500 / 当日 ¥3000 いずれもドリンク別

出演
スパン子 vocal, piano, accordion
熊坂義人 contrabass
輿石バッキー智弘 altsax
haruko trombone
熊谷太輔 drums
池端美紀 dance

美術 白藤垂人
衣装 園原弘美
PA idehof

予約受付
●モエラド メール受付:http://www.moerado.com/postmail/postmail.html
      電話受付:06-6315-4870

●スパン子 spannkosmo@folkevise.net

 

■MOERADO
大阪市北区西天満4-9-12 リーガル西天満ビルB1F
06-6315-4870

http://www.moerado.com/

*************
3/17 tue 高円寺ムーンストンプ

2015 SPANNKOSMO『シンプルな宙 prelude de prelude』

open 19:00 / start 19:30
charge ¥2500

出演
スパン子 vocal, piano, accordion
熊坂義人 contrabass
輿石バッキー智弘 altsax&
haruko trombone
熊谷太輔 drums

■ムーンストンプ
杉並区高円寺北2-22-6
キャニオンプラザ大須賀 B103
TEL: 03-3310-6996
http://www.bighitcompany.com/moonstomp/index.htm

about spannko

kirie-deco SPANNKOSMO ver
舘 友希江さんの写真

SPANNKOSMOオリジナル商品を販売します。
『切り絵デコSPANNKOSMO ver』
映像をやってくれるRyoojingさんのデザインです。
LEDキャンドルを後ろに置いて灯すを、結晶や星々が浮かび上がります。
日中は陽の光が差し込んで、その影と光を落としとっても綺麗!
白・黒の二色。内側にはさんである紙は8色。
モビールとしても、カードとしてもご利用できます。
昼も夜も楽しんでね!

切り絵デコ ¥1200
LEDキャンドル ¥100

 
舘 友希江さんの写真

舘 友希江さんの写真





 





Ryoojingさんのblogに他のkirie-decoも載っています。本当にかわいい!

http://ryoojing.atelier69.net/

2014 SPANNKOSMO『私の場所・冬』 comments(0) trackbacks(0)
熱血染織家 園原弘美の衣装
 

第一回SPANNKOSMO 
出会ったばかりの園原に、惚れて、
衣装を作ってもらった。急遽ホールのオブジェもつくってもらう。
このライブは私のお葬式でもあったので、解体したピアノの鍵盤を使って、ホネケンバンと題したオブジェをつくってもらった。

 

ここから園原と音だけでなく、そこに空間をつくる旅が始まった。
はじめは、私のコンセプトをきっかけに、彼女がイメージを広げていくところからはじまった。
SPANNKOSMO『箱の中の子ども』では4シリーズの会場美術を担当。
leteという白い小屋の扉を開けると、毎月来る度に違う空間が広がった。

1.モグラリン


2.鳥の女


3.土と布

園原のライブペインティング。裏から光を当ててのペイント。美しく力強く、官能的だった。


4.箱の中の子ども


 
箱の中の子ども 特設ページ
http://www.folkevise.net/spannko/hon-no-lete/


あるとき、園原が旅に出た。一緒にやろうといっていたイベントがあったが、彼女はそれどころではなかった。
でもそれどころでないことが知らされない。園原が居ない。。いつも強く繊細にそこにいた彼女がもやがかかってるようで触れられない。残念というか、さみしいというか、なんとも言えない空虚感があって、私はその想いを告げ、彼女を待った。
彼女は帰って来た。ズタボロになって。さらにそのあと、ズタズタになる。
だけど園原はそんな姿になりながらもそこにいるから、私はそれだけで嬉しかったし、いつだって抱きしめていた。


2013年 私も木崎湖畔での生活が軌道に乗りはじめ、
突如SPANNKOSMOをやろうという気持ちが、むくむくと湧いてきた。
もちろん、同じ大町市に越して来た園原に告げる。『やる!!』と園原、久々に立ち上がった。彼女にとって久々の作品作りだ。
彼女は衣装と会場美術を担当したのだが、そこはある意味園原の久々のファッションショーでもあるかのように、海の口公民館は縁者の衣装で空間がつくられた。

  

  

前日に海の口キャンプ場に泊まって、夜更けにお風呂を炊きながら話をした。何だか久しぶりだ。今までお互い自分のことを精一杯やってきた。でもここで、ようやっとそれが交わった気がする。
本番終わり、「やっと一緒に作った!!」と喜んだ。
本当のこといえばずっと一緒に作って来ていたんだが、
いうならば、SPANNKOSMOの中ではじめて園原が生まれた気がした。

その感触は園原にもあったようで、その後園原に大きな変化がある。
蛹だった園原が、本当に顔を出した。
彼女の言葉で言えば、
「ずっと外側に居た。寂しいと感じたことも沢山ある。でも私は私がやっていることで、人を繋げている、勿論自分も含めて。」
そうだよな、小さな部屋で根を詰めて、ひとりの作業だ。でも、その孤独はすべてのものだ。世界と繋がったんだ。
そう言葉にしてからの園原のエッジの鋭さはすごい。勘もどんどん鋭くなってくる。

松本SPANNKOSMO prismでは ダンサーの織絵にライブペイント。
一線の緊張感、タイミング、筆の動く早さ、どれもドキドキして涙が出そうになる。



そしていよいよSPANNKOSMO『私の場所・冬』大阪。
2ステージのコンセプトは私のものと園原のものと、そして着る人の在り方が合わさる。
演奏者は基本黒で、スパン子と宮田あずみと、池端美紀だけに繭のような、羽化したてのような衣装が作られた。
1st は蛹 2st は開花 どんどんと送られてくる写メ。そのスピードったらない。
染めが基本になっていた衣装たちは、何かを超えて、園原のつくるSPANNKOSMOになっていた。

     
 

本編の写真がまだないのが残念だが、それは今までの園原の染色を超えた新しい衣装だった。
そしてこの写真ではわからないのだが、着ると、その人の魅力が浮き上がるのである。

一緒に作ったなあなんてことはもう当然となっていた。だけどどんどん膨らんでいける可能性を感じたこの感触は、私にとっても園原にとっても、強いものだった。


そして、いよいよ東京『私の場所』最終章なんだが、私は夏の衣装を少し冬使用にして、持っていこうよと提案した。園原はそれはいい!と初め言っていたものの、あれやこれや話をしているうちに、どんどんイメージが膨らんで来て、結局全部作る!といってまた怒濤の衣装作りが今行われている。
園原は昼間園芸屋で働いている。それが終わってからの作業だ。今回は演奏者全部で19名。今回はメンズにも手を付けている。
「自律神経がいっちゃってて、眠れない」と園原。10代後半から20代前半にかけて、園原は自作服でのファッションショーを何度もやっていて、その熱血ぶりに自分の体を壊してしまったことがあるっていうから、心配しているが、そういう私もまたこんなことをしながら3時過ぎだ。東京が終わるまで仕方ないね。大丈夫、山の空気と美味しい水で作ってきた体だから。終わったらのんびりと、どこかの温泉に行こう。園原、愛してるぜ!

東京の衣装、お楽しみに。というか、私も楽しみ。会場の美術も担当。
園原のブログもどうぞ。熱血っぷりが伺えます。
http://www16.ocn.ne.jp/~are-you/


園原弘美



染色作家。型染、手描、浸染グラデーションなどの技法で、服、のれん、手ぬぐいなどを制作展示を行っている。 が、その表現活動は、とどまらず、舞台美術、衣装、植物を使った演出も行う。また、ライヴペイントや即興布パフォーマンスなど、あらゆる布という布を使い こなしたわむれる。
どんなものにも想いを染める染色家である。 ミュージシャン、スパン子の宇宙的ライヴ『SPANNKOSMO』の衣装、舞台美術などを担当している。
旅用自転車ALPSのランドナー通称ペーターくんをこよなく愛し、キャンプツーリングにはまっている自転車乗りでもある。現在発売中のアウトドア雑誌「BE-PAL」で、平野勝之監督の新連載「旅人失格」の 記事や、雑誌「自転車人」にも登場している。

そして、花屋でもある。園芸から花束など植物をも演出する。


園原弘美

 
2014 SPANNKOSMO『私の場所・冬』 comments(0) trackbacks(0)
東京はギター2本です。 安宅浩司と日比谷カタン
カタンにあたにい。まるで違うタイプのギタリスト。
私はギターというのがあんまり得意でない。自分が弾くことではなく、存在がだ。
世の中にギタリストは五万と居るが、ギタリストのタイプによってはまったく苦手だったりして、それが決して少なくない。
つまり、カタンにあたにいは私が見向きしてしまう激選ギタリストというわけである。
ギタリストといってもふたりとも独りでステージに立って、自作の曲をうたっている。カタンはデザインもするしトークショーもやる。あたにいはなんてったって二児のパパだ。ギタリストとかくくるに至らない存在なのかもしれないが。
そんなふたり、ともかく共通して言えるのは、ギターに依存していないということだ。
あたにいはギターを弾いているというよりはのんびりととてつもなく素敵な空気を生み出しているというそのものだし、
カタンはあんなに弾き倒しているけれど、そこにあるのは戦いで、自分の表現とかそういうことではない。
ふたりとも、すごくギターが上手い。でも聴いていてギター上手いなあって思わない。
いいなあ、変態やなあ、せつないなあ、面白い、すごい!とただただ感情を揺り動かされる。
そうだ、止まらないギターソロなんて私はあんまり聴きたくない。
イカシテル、もしくはイカレテルギターを聴きたいのだ。

日比谷カタンという人は、なんだかんだと私の前に登場し続けてくれている。
もっとも私がしつこく連絡しているんだけど。
こんなこともなかったら、交わることもなかったかもしれない。
久々にリハーサルであったカタンは、女の子みたいだった。ボブスタイルの黒髪、細くて長い足、細やかな腕、だけど、カタンはうんと男だ。
私にはカタンの力が時々必要になる。
私の中にはあるが、私はそこまでは怖くていかなかったものと、
私にはないもの、カタンが男であるという部分とが
私の曲を強く押し広げるのだ。それは思った通り素晴らしくて、予想外だ。

第一回SPANNKOSMOではカタンの登場はとても少なかったけれど、
今回はもっともっと、出番有り。どれもめっちゃカッコいいぜ。

カタンの練習用 驚愕のギター


日比谷カタン (Katan Hiviya)



シンガーソングライター。2001年よりギター弾き語りライブ活動を開始。あらゆるジャンルが交差す る楽曲と知的な歌詞、独創的な世界観を表現するテクニカルなギタープレイ、多重人格的に七変化する声色、洒脱なMC、妖艶とも形容される趣向を凝らした出 で立ちによるステージングを展開。MCで発揮される話術への評価に応えて自主企画トークライブ「対話の可能性」を始動、ゲストには宮台真司、東浩紀、名越 康文、津田大介、能町みね子、園崎未恵など各界の著名人を招きコアなテーマに取り組んでいる。ラジオNIKKEI第2「アニメのるつぼ」パーソナリティ、 映画(ベルリン国際映画祭新人監督賞受賞・熊坂出監督作品「パークアンドラブホテル」)・TV・ゲーム(ロストオデッセイ「亡魂咆哮」)等各種メディ
ア作品への音楽参加、仏ツアー公演や多数の欧州ジャズフェス出演経験を持ち、海外でも評価が高い。
http://katanhiviya.com/

********************

カタンに対してみると、あたにいのギターには性別というものをあんまり感じたことがないかもしれない。
それよりも、どうしてあたにいの手にかかるとこんなに素敵になってしまうのだろうということばかりである。
そんなに強い音なわけでもないが揺るぎなく、必ずと言って曲の質感があがるのだ。
バランス感だと思う。
本人は余裕かというとそういうわけでもなく、本番が終わるまではずっと口数が減るし、どうだろうか、どうしようかと常に模索を繰り返している。あたにいが振れ動いた分、見つけたそのバランス感が素晴らしいのだ。

あたにいとはやっぱり、透明の向こうをやります。
20代末の大失恋をもとに作った曲なんだが、不思議といつになっても歌えるし、何に置き換えてもよいような歌だ。
恋は人の永遠のテーマなのだろうか。
安宅くんのギターと私のうただけのシンプルな曲。
あたにいはこの時もやっぱり、男ではなくバランス感をくれた。

この曲以外にも今回、たくさん弾いてくれます。泣くぜ。

安宅浩司
 

ギター奏者として出発しさまざまなバンドを経た後、2005年頃からひとりで歌い始める。
2007年9月に1stアルバム『それでいいんじゃないかと』をMIDI creativeよりリリース。
その柔らかく静かな歌とギターは、各地方へのライブ活動とともに、地味にかつ着実に広まりつつある。また、ギターをはじめとして、ペダルスティール、ドブ ロ、マンドリン などを弾く弦楽器奏者として、ハンバートハンバート、今野英明、中村まり、山田稔明(ゴメスザヒットマン)、ううじん、湯川潮音、リクオなどのシンガーの サポートをつとめる。
2010年1月に2ndアルバム『ココニアル』(鈴木惣一朗プロデュース)をリリース。

また、2008年から鈴木惣一朗氏のインストを中心としたグループ「ワールドスタンダード」にペダルスティール&バンジョーで参加している。


http://www.kojiataka.com/



ふたりに、惚れますよ。



 
2014 SPANNKOSMO『私の場所・冬』 comments(0) trackbacks(0)
なんと、市民交流センター初、BARオッス!open!
小金井市民交流センターの小ホールは飲食可である。
しかし、やはりお酒を売るとなるとなかなか簡単にはいかないので、
今までお酒の販売をしたイベントはなかったそう。

しかし!SPANNKOSMOでお酒飲めないなんて!
フルートユッキィは木崎湖畔でコンビニエンスストアYショップを家族で経営。
お酒を売ることの出来る人なのだ。
というわけで一肌脱いでさまざまなめんどい手続きもくぐりぬけ、
なんと小ホールに初!!夢の『BAR オッス!』がオープンすることに。

オッス嬢はnatunatunaとMAMBOソノコのおふたり。

是非に飲んで気持ちよく、ライブを楽しんでいってください。
もちろん、お持ち帰りも出来ます!

menu

*SPANNKOSMOオリジナルワイン 赤と白
映像をしてくれるリュージンさんの結晶デザインです。
素敵!! お土産にもぜひ
長野県塩尻市の井筒ワインです。
フル−ティーさと落ち着きを併せ持った、本格的ながらも親しみやすい口当たりのワインです

*よなよなエール
出演者の日比谷カタン氏イチオシの長野県の地ビールです。
ふくよかな香りと、濃厚なお味です。

*サッポロ黒ラベル
やっぱり、黒ラベルでしょ!
2014 SPANNKOSMO『私の場所・冬』 comments(0) trackbacks(0)
SPANNKOSMO 大阪終わり、いよいよ最終章 東京へ!!
大阪SPANNKOSMO 満員御礼。
本当にどうもありがとう!
最高な夜でした!






もう一週間以上経つんだが、全然blogに書けません。
東京が終わった段で、見えること、はっきりすることがあるんだろう。
というわけで、たいしてまとめもせずに、東京へ進みます。
東京、あと10日を過ぎました。

これが『私の場所』最終章なのかと思うと、なんとも言えない気持ちが胸の真ん中に広がる。
盛大にやってやろうと思う。

 
2014 SPANNKOSMO『私の場所・冬』 comments(0) trackbacks(0)
関西に着いたです 舞台監督は喫茶音凪酒場オーナー 古市さん
いよいよ明日はモエラドにて前日リハーサル。
今日、夕方に木崎湖畔を旅立ち、近所の温泉経由で京都へ到着。
明日に気持ちを馳せながら眠りにつくところです。

先日はたのちゃんとアレンジのやりとりをしていて気付いたことがある。
私が聞かせたいのは楽曲ではなく、「人」なんだ。
これだけ多くの人と一緒に演奏するのはそういうわけなのだ。
こうやって毎日毎夜、出演者について書いているわけだが、それもそういうわけなのだ。
SPANNKOSMOってのは、そういう「人」が限りなく開いてそこにいるという、器なんだと思う。

今回大阪での公演をやりましょう!と言ってくれ、多大な協力を頂いている音凪の古市さん。
今回のメンツがこうなったのも、半分以上は彼の大胆な企画遂行力のおかげだ。思いきって乗ってはみたけど正直、不安はいっぱいであった。しかし、日が近づくにつれ古市さんの着眼と躊躇ない行動がすごいんじゃないかと強く思わされる。私ひとりだったらこうはならなかったという古市さんの協力部分が、今回の大阪公演の意外な膨らみ部分を生み出している。それが、偶然にも奇跡的に素晴らしいことが起きてばかりだ。音凪があんなにいい店なのも、そんな古市さんと相方のちえちゃんのコンビネーションなんだろうとな思う。

明日集まるメンバーは初顔合わせも多々あり。明日のリハーサルも、本番までも、こんなもんだろでは通用しない。ずっと気を抜かんで、いちかばちかだ。でもこれなら大丈夫という路線で行くことよりも、どうなるかわからないけど、やってみるというのがやっぱり私も好きみたいだ。怖くて怖くて、魂が震えて眼を覚ます。多分、いや絶対にそうやって未知に飛び込んでいくことの方が何かが動き出す。既に今これは最高のメンバーなんじゃないかという実感がどんどん増している。

古市さんが先ほど「いよいよ明後日で、演奏するでもないが緊張してきました」とつぶやいていた。
そうだよな、そりゃあ、古市さんにとっても相当の綱渡りだ。

そうやって、メンバーがそれぞれの緊張を抱え、もう既に深層意識の部分ではぐっと寄り集まっているに違いない、そう感じる。明日はまず、リハーサルに仕込み、ずんと芯をついて行きたいと思う。さあ、もう寝よう。

古市さん、舞台監督よろしくです!

*************
古市英雄


喫茶音凪酒場のマスター
http://yaplog.jp/otonagi2011/







 
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帰って来た 梅田千晶
昨年、梅ちゃんとであって、鳥女の曲ができあがったーと思った。
ハープというきらびやかな音色のこの楽器をこんなにさばさばと格好よく弾ける人って居るんだろうか。
鳥女シリーズはどうしても出てしまう沼感から這い出て、美しく、クールに輝きだしたのだ。
SPANNKOSMOの新たな可能性に喜んだそのときに、彼女のスウェーデン行きはもう決定していた。
木崎湖畔のSPANNKOSMOを終え、その秋に彼女は日本を後にしたのだ。
SPANNKOSMOを冬にやろうとは決めていたので、いちかばちか誘ってみたんだけど、
やっぱり、次に日本に戻るのは早くても一年後だろうという。


梅ちゃんがいないSPANNKOSMO。残念な気持ちはあったが、梅ちゃんに出会ったことで知った、この可能性を、他の形で作っていけるんでないか!
そう思って今回のメンバーを激選したわけだ。今となってはこんなメンバーを誘うに至れたことも梅ちゃんのおかげである。

大阪、東京の面子が決まり、よしゃ!これでいこう!となっていたその矢先、梅ちゃんより突然メッセージが。

「スパン子さん、冬のSPANNKOSMOっていつでしたっけ。」

「2/11が大阪、2/28が東京だよ、どうしたの。梅ちゃんがいないからいろいろ考えてメンバー決めたよ〜。」

「もしかして、行けるかなあと。。まだ全然わからないんですけど」

「マジ!?それはもし来れたら本当に嬉しいけど!今チラシ作ってるんだけど、すぐには決まらないよね。ま、来れることになったらネットとかでお知らせすれば良いか」

「もう決めます!行きます!」

「ほんとに!?東京とのきかな?」

「いえ、大阪も東京も行きます!」


そういって、彼女は2月末帰国し、松本のSPANNKOSMO prismにも出演した。
正直、梅ちゃんがいないと思って決めたメンバーに、梅ちゃんが出れることになって、どこか膨らみすぎな気持ちがしていた。実際ハープは音も小さいし、人数が多ければ多いほど埋もれやすいという部分もある。
ところがどっこい、帰って来た梅は昨年とは全然ちがう梅だった。この短期間に何が起きたのか、まあ、いろいろあったんだと思うんだが、詳しくを聞かずともあらわれるその音は、よりいっそう鋭く、意志がはっきりとし、リズムが強い。かっこいい、梅!木崎湖畔では音量を懸念して入らなかった曲に松本で入ってもらったのだが、録った音源を聞くと、全然問題なく、どの曲も格好いいハープが聞こえてくる。音量ではない、音の存在なんだなと思った。

やっぱり、梅ちゃんのハープはSPANNKOSMOには欠かせない。おかえり、梅ちゃん!(また春にスウェーデン帰っちゃうんだけどね。)


梅田 千晶 harp



2005年よりハープを始める。 アイルランドではKathleen Loughnane、Janet Harbison両氏に師事。
 
スウェーデンではニッケルハルパ奏者のLeif Alpsjo氏より伝統音楽を学ぶ

都内及び関西で活躍するアイリッシュミュージシャンとの共演多数 。
2013年11月チーフタンズ渋谷公演にLADYChiefta insのメンバーとしてゲスト出演。
アイルランド、スウェーデン両国の大使館イベント他、
都内を中心にアイリッシュパブやカフェでのライブを行っている。

生梅庵
http://namaume.jugem.jp/



 
2014 SPANNKOSMO『私の場所・冬』 comments(0) trackbacks(0)
木崎湖畔 海ノ口が生んだ ユッキィ


今年は雪の少ない木崎湖畔であったが、大阪公演3日前、久々に冬の木崎湖畔らしい景色がやってきた。
雪が降るとこんなにテンションがあがるのはなんなんだろう。
SPANNKOSMOにはどこかでこの「木崎湖の冬」を持っていきたいという気持ちがあるものだから、この景色をこの眼で見て大阪へ向かえるのが有り難い。

雪が降る、真っ白い山がそこに輝かしくある、湖がぽっかりと空を映す、太陽の日に雪が溶ける側から凍っていく、結晶が降ってくる、木の呼吸が氷になる、全部がでっかすぎて、計り知れなくて、
すっかり降参なのだ。そんな場所に住むことができ、実に嬉しい。

この大好きな木崎湖畔、海ノ口で生まれ育ったのがフルートのユッキィだ。

彼女と出会った頃、彼女はフルートをそんなに吹いていなかったけれど、
今と同じように屈託のない笑顔で、初めてこの地を訪れた私を迎えてくれた。
その笑顔はこの湖のようだ。あっけらかんと全部を受け止めている。
ユッキィは季節の移ろいや、空模様と当たり前のように一緒に生きている。
その自然の流れとともに揺れ動く人々の気持ちとも一緒に生きている。
それがここで生まれ育ち、培われた、彼女の基本であり、彼女のすべてであるように最近思う。
地球の気持ちなんてものがあるとするならば、それをよくわかってる人というより、
それそのものなんだと思う。
というわけで、彼女の音は、彼女の個性とかそういうことよりも、そこに風が吹くように、雲が流れていくように、
まっすぐで当たり前で、いつも生きたものだ。

ところで、ユッキィはスキーがとてもうまい。ちゃんと一緒に滑ったことはないが、かなりぶっとばすらしい。
先日、ほうすけにスキーを教えてくれたのだが、その教え方も本当にうまく、子どものこころを自然に捉えて、出来る方向に促して、あっという間にほうすけは滑れるようになった。この感じはユッキィのフルートと同じだ。きっとぶっとばすところも。
雪山をぶっ飛ばしていく中でしか感じられない、風の抵抗や、雪の見え方、山の感じ方なんかあるんだろうな。

雪に包まれた木崎湖の息吹を一番に大阪にお届けすることと思う。

******************

ユッキィ flute



木崎湖畔海ノ口に生まれ育つ
中学生の頃、吹奏楽でフルートを吹き始める
高校卒業後、フルートから離れる
2010年木崎湖を訪れたスパン子と熊坂義人に出会い、その年に熊坂義人のソロプロジェクト大福でフルートを吹き始める。その後スパン子とのデュオもしばしばやるようになる。
伸びやかで何処までも広く、真っ直ぐな音に心奪われる。
まだライブ回数が数回とは思えないほどの演奏で、ライブを重ねるごとに深みも増していっている。
2013年 安田理英のソロ舞踏公演『真平』の音楽をスパン子と演奏。楽曲も提供。
作曲も始める。
コンビニ世界一の木崎湖畔Yショップを家族と営んでいる。

http://blog.livedoor.jp/yukkiy51jp/










 
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偶然という奇跡でできている。
昨夜、SPANNKOSMO大阪の一番初めの曲を創り上げた。
もともと構想はあったので取りかかるだけだったのだけど、何かと後回しになって完成は昨日。
デモ音源を録って、演奏する人と、映像のこじけんに送ったところで力果てて眠った。

今朝方、こじけんからメールが入っていて、

作った映像と合わせてみたところ、
自分で言うのもなんやけども、
ええかんじですやん!てなりました。

というので私もそうだ、合わせてみてないじゃんねと見てみた。
こじけんの映像はもう冒頭部分すでに上がっていて、映像だけ見ていてかなりぐっとくるものだったんだけど、音をつけてみたら、なんと様々なタイミングもピタリ、宇宙のような深海のような、何か懐かしい生命記憶のようなそんな空間がぐわっと広がった。こういう奇跡的なことが起こると俄然盛り上がってくる。

私はといえば、映像のことはすっかり忘れていて。
この曲は「オオミズアオ」という曲で、原曲はうたが入ってワタリドリという。
舞踏家の安田理英のソロ公演のときにインストにして、タイトルはオオミズアオ=蛾の曲になった。
それをトイピアノ5台で演奏するSPANNKOSMOバージョンに書き換えた。
昨年は蛾が大量発生して、一時期私と熊坂くんが管理する海の口キャンプ場が蛾でいっぱいになった。といってもすごく綺麗で、朝方なんて天国かと思うくらいだった。
そんなことを思い出しながら、ああでもこうでもないでもないと、重なりを調整したり、長さを何度も縮めたり伸ばしたりして、ピシとくるバランスを見つけて創り上げた。

このバランスをついていくということが、すべてと繋がっていくことなんだなあと思うのだ。
先日、息子が最近ハマっている宇宙の動画が言っていたのだが、
太陽、月、地球と大きさは全然違う星なのだが、地球から見ると、太陽と月の大きさが同じだというのである。
そういえばそうだ。当たり前だと思ってたけど。
月と太陽なんて全然大きさ違うけど、同じだから皆既日食やら月食が起きる。金環ができる。
それはなんという偶然とも言えるけれども、
そうなるバランスだったからこそ、この地球に生命が存在していて、
大気のバランス、光のバランス、水と大陸のバランス、すべてが、どれが先ということでなく同時に、その奇跡的なバランスの上に立っているから、こうやって今見えているものは生まれているのだなと思うのだ。

そのバランスは誰もが、生きとし生けるものがみな知っている。
SPANNKOSMO、それでいいぞと神さまにいわれたような朝だった。
このまま行きます!あと4日!!


 
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もうひとりの鳥の女 池端美紀
美紀ちゃんの踊りとできることが、かなりドキドキしている。

前に私が東京は下北沢のleteという小さな白い部屋で、月一回4ヶ月間の「本のlete 箱の中の子ども」というシリーズライブをしたのだが、その第二章 鳥の女に出演してもらった。
彼女の存在感とエネルギーがただそこにあり、鳥女が本当に白い布のひだの向こうから現れたように見えた。

そのとき、彼女について、私はこんなことを書いている。

:::::::::::::::::

私のこころと脳みそに焼き付いて離れない、彼女の踊りというのがある。

椅子に座って、1曲の間にゆっくりと服を脱ぐという踊りだった。
脱 ぐといっても全部脱ぐわけではない。白いノースリーブワンピース1枚になるくらいだったと思う。だけれど、美紀ちゃんは椅子に座った時からもう裸で、更に 服を脱ぐ姿は自分の皮さえも脱いでいくようだった。まっすぐと、こちらを見ながら、涙を浮かべながらも、眼をそらすことなく、そんなにまでしてその姿を見 せつづけるのか、あなたは。そんな踊りで、私の身体の芯がググググッとなった。エロティックで、艶かしく、でも少女のように純粋で、美しかった。
裸になるということは、服を着ないことではないのだなとその時思った。チラリとオッパイを見せたり、素肌をたくさん見せることよりも性的な線を触る。

この話を、先日京都での美紀ちゃんとの打ち合わせで話したら、「あれは私の踊りの核に近いものかもしれん。」と彼女独特のテンポで言った。今でもあの時の踊 りのことは、時折話題にされるそうだ。あの踊りはまた見たい。私もそう思う。魅せられて、探し続けてしまいそうだ。鳥の女のように。
::::::::::::::::::::

それから数年、私も美紀ちゃんも月日を重ね、美紀ちゃんは結婚もしたし、私は鳥女の生まれた長野県の木崎湖畔に引っ越したし、ハープ梅田千晶が現れていよいよ鳥女の曲は広がりを持った。大阪SPANNKOSMOでは、もうひとりの鳥の女に現れてほしいと思った。

ところで、美紀ちゃんの作る料理というのがとても美味しい。
美紀ちゃんにお弁当を持たせてもらったことがある。ほうれん草のナムルとか、他にもいろいろ野菜ものが美味しく詰まっていて、おにぎりはリッチに大きかった。それから、卵焼きもリッチに大きくて美味しい。紅ショウガ入りと、ノーマルと二つ焼いてくれたりもする。味噌汁も出汁がいつもちゃんと美味しくて、とにかくひとつひとつ丁寧だ。そう、美紀ちゃんは何に対しても丁寧、料理も、踊りも、会話も、付き合いも、ちゃんと真っ正面を見て豊かで大きい。


衣装の園原や、映像のこじけんと何やらいろいろ打ち合わせをして、かなり立体的なものになっていると思う。
自称もうひとりの鳥女と言っているけど、本当に現れるかもしれない。鳥女、生命力そのもの。


池端美紀 dance



京都在住の踊り手。
dance company BABY-Qの立ち上げメンバーとして東野祥子に師事。
同時期にパフォーマーと楽団の複合ユニットENTENに参加。
劇場やクラブシーンなどで経験を積む。
その後バンド BLIKI CIRCUSに参加。
近年はフリーで活動し、ソロ作品や、写真家や陶芸家、音楽家との共同製作にも意欲的に取り組む。
スパン子の鳥の女シリーズでは度々ステージを共にさせてもらっている。
自称、もうひとりの鳥の女。






 
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